きをつけて!シリーズ 2巻
きをつけて!きけんなばしょ
ペープサートで安全教育
対象 幼児~小学校低・中学年 映写時間 17分
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きをつけて!きけんなばしょ ダイジェスト
ペープサートの劇が始まりますよ。「きをつけて! きけんなばしょ」という劇なの。はじまり、はじまり……
公 園
ここは公園です。公園のトイレって、あまり人の通らない隅の方にあるよね? この男の子は、犬の散歩中にトイレに行きたくなったので、公園のトイレに寄ったんだって。そしたら、知らないおじさんが近づいてきて……、
男 きみ、このへんの子? 一人で遊びに来たの?
男の子 うん、犬の散歩、ぼくがやっているんだよ毎日。
男 ふーん、感心だねぇ。ね、きみに千円あげよう。
男の子 えっ、なんで?
男 ごほうびだよ。おじさん、小さい子にお小遣いをあげるのが好きなんだよ。さ、さあ。
男の子 でも、そんな……。
さあ、こんなとき、みんなだったらどうしますか?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
さびしいところ
この女の子は、おばあちゃんの家に泊まりにくるたびに、神社の森にセミや昆虫をとりに来るのが楽しみなんだって。そしたら、知らない男の人が来て……、
男 おじさんの子犬がまいごになっちゃったんだよ。いっしょに探してくれないか?
女の子 うん、探してあげる。どんな犬?
男 白くて、こんな小さな犬だよ。
女の子 名まえは?
男 ビスケットっていうんだ。
女の子 フフ、おもしろい名まえ。ビスケット! ビスケット!
男 いい子だね、おじさんとあっちのほうへ探しに行こう。
いっしょについていってもいいでしょうか。みんなだったら、どうする?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
工事現場
ここは工事現場。この男の子は、「立入禁止」と書いてあるその奥はどうなっているのか、探検してみようかな?と、のぞきこんでいます。そしたら、知らない男の人が来て……、
男 新しいゲームを、いっしょにやってみないか?
男の子 どんなゲーム?ぼくにもできる?
男 すぐ覚えられるさ。さ、行こう。
男の子 いっぺん家に帰ってから、行ってもいいか聞いて……、
男 いいから、いっしょに行こう。
男の子 い、行くよ(男、強引に連れていこうとする)。
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
駐車場
この子は、学校の帰りに、こんな人通りの少ない駐車場のそばを歩いていたの。すると、知らない女の人が走ってきて……、
女 大へん、大へん、いま、あなたのお母さんが、自転車で横断歩道を渡ろうとしていて倒れたのよ。
女の子 えっ、お母さんが?
女 ええ、おばさん、救急車を頼んだのよ。
女の子 えっ、死んじゃうくらいひどいケガなの?
女 さ、おばさんの車で救急病院まで行きましょう。お母
さんが大へんなのよ。さあ!
こんなとき、みんなだったらどうする?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
路上駐車のつづく道
片方は塀がつづいていて、反対側は路上駐車の車がならんでいる。こんな道だったら、どっちの方を歩いたらいいかな?この男の子は、塀の方を大急ぎで歩いて帰ります。車のそばを通ったら悪い人が乗っていて、突然車の中に引っ張り込まれるかもしれないから。でもね、きょうはちがうお話なの。女の人が苦しそうに、道ばたにしゃがんでいてね……、
男の子 歩ける? 歩ける?(と、女のそばに行く)。
女 ええ……(男の子におぶさる)。
男の子 しっかりつかまって!
女 ちょっと!(突然、態度が変わって) おばさんの車がとめてあるから、いっしょに乗っていきましょう!さあ、いっしょに おいでったら ! (と、車に押し込もうとする)。
こんなとき、みんなだったらどうする?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
エレベーター
エレベーターに乗るとき、知らない人と2人きりになったら、こわくてドキドキしちゃうよね。この女の子が学校から帰ってきたら、エレベーターの前に知らない人が立っていて、声をかけてきたの。
さあ、こんなとき、みんなだったらどうする?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
にぎやかなところ
にぎやかな通りなら、大丈夫でしょうか? まわりには大勢、人がいるし、もし悪い人
がいたとしても、声をかけてきたりしないから大丈夫だと思う?
この女の子と男の子は、お店に並んだゲームやおもちゃをみながら歩いています。すると、知らないおじさんとおばさんが近づいてきて……、
男 かわいいね。おじさんね、カメラマンなんだよ。でね、モデルを探してるんだけど、きみがぴったりなんだよ。
男の子 ぼくが?
男 そうそう、だからさ、おじさんのスタジオに行こう。
男の子 でも、お母さんに聞かなくちゃあ……、
男 平気、平気。帰りには、新しい玩具を お土産にあげるよ。
さあ、こんなとき、みんなだったらどうする?
(ここで映像を一時停止し、みんなで話しあってみよう)
ふくしゅう
1、 公園のトイレに行くときは、まわりをよく見てから。
2、 遊びに行くときは、うちの人に行く先と帰る時間、
だれといっしょに行くかをいってから。
3、 いろんなことを言ってさそわれても、
知らない人の車にはぜったいのらない。
4、 知らない人と、ふたりだけでエレベーターにのらない。
5、 にぎやかな街や遊園地でも、子どもだけで出かけてはダメ。
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制作者の言葉 制作者/北沢杏子
この映像教材は、子どもたちが遊びながら「危険回避」の学習ができるようにと工夫しました。場面設定は、樹木の繁った公園のトイレ/淋しいお寺や神社の境内/日曜日の工事現場/高層ビルに囲まれた駐車場や駐輪場/路上駐車の続く道/集合住宅のエレベーター/繁華街の7場面です。
主人公の子どもが、知らないおとなから言葉巧みに誘われたり、頼みごとを持ちかけられたりして、つい、それに乗りそうになったところでストップ。「こんなとき、あなただったらどうする?」と、子どもたちが、その場面を自分の身に置き換えて、話しあう時間を十分にとりました。
さらに、事件に遭遇した時、加害者の性別や体格、年齢、服装、持ち物の特徴や、車の車種や色なども、とっさに覚えておくことが事件解決の糸口に繋がること。また、相手が自分に危害を加える人かどうかを、直感的に察知できるトレーニングが必要であることも強調しました。
これらは、自分を自分で守るための最も重要なポイントだからです。
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税別価格
12,000円 (ライブラリー価格
24,000円)
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