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よくわかる『保健行動』シリーズ

1巻 よくわかる育ちゆくからだとこころ

◆性教育 ◆小学校中・高学年用 ◆18分

 

ダイジェスト

きょうは、育っていくからだ、特に二次性徴の頃のからだの変化について勉強しましょう。
みんなは生まれたとき、身長は50cmで体重3キロ。いま何キロ、体重は?



紙芝居1 みんなはどうして生まれたのか?
紙芝居2 お父さんとお母さんがいます。みなさんのお父さんとお母さんも仲がいいですか?(児童たちガヤガヤ)
紙芝居3 ふたりが裸になると、こうなっています。みんなとちがうところは、どこでしょうか?
児童 またのあいだ。
北沢 またのあいだが、どうちがうの?またのあいだに毛があるかないかっていうのが違う。それからおっぱいが大きいか小さいかっていうのがちがってるよね。
 お母さんだけではあかちゃんは産めません。お母さんはあかちゃんのもとである卵子をもっています。お父さんは、あかちゃんのもとである精子をもっています。それが合体ってして、みんなが生まれたの。
紙芝居4 じゃあ、どうやって合体させるのかな?……こうやって、精子を卵子のそばまで、送り込むのです。
紙芝居5 しばらくたったらね、「あら、おなかにあかちゃん、できたのかな」ってお母さん。
N おかあさんのおなかの中に、何日ぐらい入っていたと思う?
紙芝居6 230日ぐらいたつと、あかちゃんはこんなふうに、でんぐり返りをします。
紙芝居7 いよいよ生まれる日。こっちはお父さん。この人は助産師さんっていって、あかちゃんが生まれるのを手伝ってくれる人。
 お父さんが、お母さんの手を握って「がんばれがんばれ」って。お母さんは、「ウーン」って力をいれてね、あかちゃんも、頭でどんどんどんどん押してね、出てくるんだよ。



おぎゃあおぎゃあ!おめでとうございます。みんなも、こうだったのよ。
紙芝居8 こうして生まれて、どんどん大きくなって、みんなは3年生になりました。

 では続いて4年生の紙芝居『二次性徴ってなーに?』を見てみましょう。
紙芝居1 みんながおぎゃあおぎゃあって生まれたら、助産師さんがどこかを見て、「あ、男の子ですよ」「女の子ですよ、おめでとう」っておかあさんに言うのよ。どこを見るんだ?
 顔じゃないんだよ。ちんちんとか見るんだよ、あるかないかとか見るのよ。
 それが、第一番目の性の特徴(第一次性徴)です。それでそのまんまみんなは、男子・女子って今日まで大きくなってきたんだけど、これからいろいろ、2番目の特徴が現われてきます。女の子と男の子がずいぶん違ってくるの。
 二番目の特徴だから二次性徴っていうの。5年生ぐらいだと、自分でも自覚するけれど、4年生でも、からだの成長している子は、もう二次性徴が始まっています。例えばおっぱいが少し大きくなったとか、アンケートでも、声変わりしたって子がいたよね。
 のどのところに声帯っていうのがあって、そこへ男性ホルモンが働きかけると、のどぼとけが出てくる。すると昨日までは、ヒヨコでいうとピヨピヨピヨっていってたのが、今日からコケコッコーってなるの。
紙芝居2 じゃあ、どう成長していくのかな。これが1年生ぐらいでこれが4年生ぐらいでみなさんで、これお母さん、おとな。
紙芝居3 裸になると、はっきりわかります。これが1年生で、これが4年生で、ちょっとおっぱいが大きくなったかな。おかあさん。またとかわきの下に毛がはえています。
紙芝居4 男の子もそうよ。これが1年生で、これが4年生で、これがお父さん。



紙芝居5 裸になると、ずいぶんかわってきますね。これが1年生、これみなさんよ。ちょっと、うぶげみたいなのが、ぼよんぼよんって、はえるかもしれないね。
紙芝居6 みんなの年ごろになると、女の子と男の子のからだの違いが、はっきりしてきます。何がそのように変化させると思う?
 みなさんの年ごろになると、下垂体っていうところから「男性ホルモン出せ」「女性ホルモン出せ」っていう命令がいくのよ。そして、その命令は女の子の場合は、あかちゃんの卵の入っている卵巣に働きかけて、そこから女性ホルモンが出てくるようになります。



 男の子は、あかちゃんのもとである精子が作られるところ、精巣に働きかけて、そこから男性ホルモンが出てきます。そして血液の中にまじって、からだじゅうにぐるぐるぐるぐる回ってくると、おっぱいが大きくなったり、のどぼとけが出てきたり、そのほかいろんな二次性徴が始まります。
紙芝居7 じゃあ、女の子はどうしておっぱいが大きくなるのかな?
 小さいころは乳腺はこんなふうなんだけど、女性ホルモンの働きでだんだん発達してきます。
紙芝居8 男の子は、どうして声変わりが始まるのかな?のどに、声帯という声を出すところがあって、男性ホルモンの働きで、こんなふうに発達してきます。
紙芝居9 これは、女の子のからだの絵です。ここがあかちゃんを育てる子宮。両方にあるのが、あかちゃんのたまご――卵子が入っている卵巣です。女性ホルモンの働きで、ここから卵子がポンッと飛び出してきます。すると、その卵子が、いつあかちゃんになってもいいように、子宮の内側が、厚くフワフワになります。でも、みんなはまだ子どもだから「あかちゃんの準備はいらないよ!」って、腟を通ってからだの外に出て行っちゃうの。これを月経といいます。
 小学校の5〜6年生から中学1〜2年生ぐらいかな。月経っていうのがおこるのね。
紙芝居10 これは男の子のからだを横から見たところ。ここに精巣があって、男性ホルモンの働きで、あかちゃんのもと――精子が作られるようになります。精子はこんなふうに、ぐるっと(精管を)回って、精液と一緒にピュッと出て行きます。これを射精といいます。
 小学校の6年生から中学の1〜2年生ぐらいかな。それはなぜかっていうと、10何年も先に子どもを作るため。まだ早いんだけど、今から練習が始まっているんです。
紙芝居11 みんなはからだの中に、それぞれ「成長の目覚まし時計」をもっています。その成長の時計がジリジリーンと鳴ったら、乳腺や声帯が発達したり、また、月経や射精も始まります。
紙芝居12 大きい子も小さい子も、みんな個性ですね。だから、もっと大きくなりたいとか、もうちょっと背が高かったらなとか、よくみんなはいうけど、「わたしはわたし。わたしが好き」って、「これでいいんだ、ぼくはぼくでいいんだ」って、みんなそれぞれ、個性だと思って、自分を大事にしてください。

二次性徴の復習をしましょう。
 どうして精子ができたり、卵子が出てきたりするのかっていうと、また次の世代を生むためです。それはわかるでしょう?みんなはまだ子どもだけれど、今におとなになったら、卵子と精子がなければ、次のあかちゃんは生まれないわけだから、ちょっと早すぎるけど、いまから準備が始まるんです。
 ではどうやって精子と卵子を合体させるのか?これを「受精」っていうんだけど、そのしくみを説明するね。
 どうやって受精が行なわれるかっていうとね、こういうふうにして、精子を卵子のそばまで送り込むんです。



 みなさんのもとである卵子――卵子は直系が0.14oです。小さいね。精子はもっと小さくて、電子顕微鏡じゃなきゃ見えないのね。長さ0.06o。
 
 みんなは今、二次性徴の年齢にさしかかったところです。それは将来、命をつないでいく準備が始まった、ということでしたね。これで、きょうの命の学習はおしまいです。

税別価格 各巻 12,000円 (ライブラリー価格 各 24,000円)

よくわかる『保健行動』シリーズ全3巻

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