メールでこの情報と写真を届けてくれたロス在住の友人、Jay
イナエはいう。「メンバーは、たくさんの"涙”にどう対応するか心得ています。そして、頻繁に訊ねられる"なぜ?”という質問にも」と。このプロジェクトは、その後、サンディエゴ、サンタモニカ、フォードメイヤーズ、アルバーなど、全国の都市に広がっているという。私はここに、アメリカの良心を見る。
折も折、アナン国連事務総長は3月20日、国連改革に関する勧告を公表した。『より大きな自由の中で』と題された計63ページに及ぶ勧告は、1.欠乏からの自由 2.恐怖からの自由 3.尊厳をもって生きる自由 4.手段行動への要請・国連の強化と大きく分けられるが、地球上の貧富の差はあまりにも大きい。
ノーベル平和賞受賞者でケニア副環境相のマータイさんは、国連本部で開かれた『女性の地位向上委員会』の席上、9.11同時多発テロ事件に触れ、「不公平や不正義、自由が抑圧され、地球上の有限な資源が公平に配分されていないと感じる人たちが、不満を募らせた結果だ」と指摘。「自分たちは無視されたと感じたり、虐げられていると感じることがない世界を目指そう!」と訴えている──ロスの友人と私は、以前にはなかったこんなメールをやりとりしている。